きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

雑談

春の影 2

お題「春の息吹きをスマホに収めました」 森の中で、淡いブルーの羽根を発見。(オナガ?) 最近、どうにも好きです、影が。暖かくなってきたから、陽射しのうらにある影まで、ついつい探してしまうのかもしれない。 長く伸びた、私の影。寒々しくて味気なか…

雨花

友だちの誕生日だったので、お菓子を買いに都心のデパ地下へ。せっかくなので、その後、屋上のガーデンにも立ち寄ってきた。 あまり期待していなかったけれど、雫をまとった草花は色濃く生き生きとしていて、なかなか良い。おひさまの下にいるときとは、また…

ラピュタ感

ビーチコーミング 2

流行りの無人島へフェリーで出かけたものの、パリピでごった返していてクタクタに。いくらなんでも流行りすぎている。無人島のアイデンティティが問われる。 「冬なのに、みなさん何しに来るんですか。ここまで並ぶとは思ってなかった」「いやぁ、島に来たこ…

おしゃべりなたまごやき

ロウバイ、ミモザ、菜の花、タンポポ… 春先、にわかに増えるイエローのなかで、今年いちばん気になっているのは水仙。私の家の付近は、もともとひしめくように水仙と河津桜が植っている。でも小さい頃は、この地味な花の何がいいんだろうと思っていた。 水仙…

よく見ると怖いやつ

海岸で気になって撮っておいた、一枚の写真。パッと見、なんでもないでしょ。でも、手前の岩をよぉく見ると気味悪いんだわ。 一日一回は拡大して確認してしまう、ヒマな私。なんで穴があいてるの? なんで中に住んでるの? あああ怖い。

丘の上から

マットな質感の空。ほんのり夕焼け。太陽のまわりに、指でつまんでシュッと割いたような綿雲がかかっている。 芸術系のワークショップなどでよくある質問に、「その作品を通してあなたが伝えたいことは何ですか?」というのがある。 とくにない。 私がしたい…

いちめんのなのはな

菜の花の背景は青空がいいと思っていたけど、こうしてみると曇り空も悪くない。なんだか詩集の挿絵みたいでしょう? 待ち遠しいのは、いちめんのなのはな。

BRUTUS 「珍奇鉱物」

歳を重ねても心の中は乙女なので、キラキラしたモノにはときめいてしまう。天然石とか鉱物とか、大好き。いつか掘ってみたい。 店頭でこんな雑学王的ムック本を見つけて、パラパラとチラ見。冗談みたいにカラフルで面白い。 BRUTUSのコンセプトや読者層はよ…

さんぽみち

「だいぶ日が長くなってきたんじゃない」と話しながら帰り支度している、マウンテンバイクのお父さんと男の子。段差での練習を終えて、ひんやりが増してきた空気の中を、北へ走っていく。 ピシーッ、ピシーッっと、コンピュータ音みたいな声で素早くさえずる…

明け方の睡蓮、と呼ばれて

睡蓮はそんなに好きじゃないけど、クロード・モネの描く睡蓮は好きだ。 モネは晩年、自宅の庭の池に咲く睡蓮の花が水面に映る様子に魅了され、その光の移ろいを表現することに情熱を傾けた。睡蓮を題材にしたモネの作品は、200点以上にのぼるという。 昨年秋…

空港のお風呂

飛行場を利用するついでに、温泉に入ってきた。 温泉施設はホテルの最上階にあり滑走路に面しているので、ロビーから航空機の離発着の様子を一望できる。入浴の合間のちょっとした休憩時間も楽しい。 ロケーションのためか外国人客の割合がとても高かった。…

黄昏時

山の向こうに夕陽が沈むのを眺めながら歩く。刻々と変わっていく、空と雲の色がきれい。朝も昼も夜も同じところに立って、橋や積みわらの連作をたくさん遺したモネの気持ちが、私にもちょっとだけわかるような気がする。 見とれてしまう。 何気なく反対側の…

クローン・ランチ

うちのお弁当は、家族から「クローン・ランチ」と呼ばれている。炊き込みご飯のおにぎりを冷凍したもので、朝、各自がそれを3個ずつ袋に入れて学校や職場に持っていく。 お弁当といっても、ただそれだけ。毎日毎日同じものを食べているので、私は会社の同僚…

最近のこと

今、私と夫はべつべつの教会へ通っている。 昨年の夏頃、「(自分の教会のほうへ)正式に移ることを考えてほしい」と夫から打診された。それで、私も何度か夫の教会に参加していた。もちろん、所属教会の許可を得てのことであった。 夫婦が違う教会に通うの…

ちょっとドライブ

美味しい麺類が食べたくなり、私が子どもの頃からあるお店に立ち寄ってきた。「うどんか蕎麦か」と訊かれたら私はうどん派だけど、この日頼んだのは海老天そば。 食べログの評価はそれほどでもないけれど、私はお出汁の味が好き。落ち着く内装で気持ちよくく…

耳鼻科へ

サンタクロースも半袖で来そうな暖かさ。上着を腕にかけて歩いていると、汗だくになってしまう。 かねてから耳の聴こえが悪く、昨日は耳の中にかゆみや痛みもあったので、今朝は耳鼻科を受診。久々に聴力検査などを受けて来た。 検査は、昭和の電話ボックス…

異言について補足

聖書は、使徒言行録やコリントの手紙の中で、異言について言及している。 異言は、9つある「御霊の賜物(※聖霊によって与えられる超自然的な能力)」のひとつで、祈るための特別な言葉である。御霊の賜物は、ほかに次のようなものがある。 1. 知恵のことば 2…

「閉ざされた園」 ジェシカ・ユン先生

ジェシカ・ユン先生の「閉ざされた園」「覆われた井戸」を、繰り返し読んでいる。 こんな内容の本とはつゆ知らず、なんとなくで取り寄せてしまったので、初めて開いたときには本当に驚いた。語弊があるかもしれないが、まるで、自分の日記をそのまんま読んで…

#アニメチック 研究中

新海誠風の風景写真を、インスタで見かける。#アニメチック というやつ。 海、空、雲、水たまり、電車、商店街、電線、坂道、階段、住宅街などの要素を組み合わせ、透視構図か2分割構図で撮ると、それっぽくなる。 水面が鏡のように景色を映し出す「リフレク…

浜離宮恩賜庭園 2

浜離宮はかなり広い庭園で、腰を下ろして休めるところもたくさんある。 およそ7割くらいが海外からの観光客。マナーの良い団体が多く、しずかに雰囲気よく過ごしている。 ここは売店を併設した休憩所。風鈴の音と、鴨居から噴霧されるミストで、涼やかな気持…

浜離宮恩賜庭園へ

ずっと訪れてみたいと思っていたウォーターフロントの大名庭園、浜離宮へ。遠くで汽笛が響き、城門はほのかに磯の香りが漂う。 ここは海水を引き込んだ池が有名で、ふつうに海水魚がすんでいるらしい。 その「潮入の池」に架かる、お伝い橋からパチリ。「中…

旧古河庭園へ

都立文化財9庭園では、いま、番傘の貸し出しをしている。とても絵になるので、写真好きな人にはおすすめ。 旧古河庭園は、ジョサイア・コンドルの設計だったと思う。大正時代に建てられたこの洋館から、和の庭と洋の庭、両方が楽しめる不思議なつくりになっ…

光合成

光と空気を撮りたい。近頃いつもそう思っている。 眺めているだけで、心の中で光合成が始まるような、そんな写真がいい。

夏は台風とともにどこかへ行った

都心の庭園から自宅へ。日差しも風も、肌触りがすっかり秋だ。一駅手前で降りて、久しぶりに川沿いを歩く。 川向こうの高層ビルを照らしながら、ジリジリと陽が沈む。ラテアートをくるっとひと匙かき回したような、薄い楕円に広がる雲。空のはるかに高いとこ…

AI

AIに描かせたようなモクモクの入道雲が、商店街の突き当たりの空に出ている。なんだかあまりにもジブリっぽい。 先日仕事で、「20代女性の横顔」のフリー画像を探していた。少し前まではモデル写真のフリー画像は数が少なく、これと思うものに辿り着くまで大…

影を探す

小高い丘のある公園に出かけて、何でもない写真をたくさん撮ってきた。強い風に煽られたのか、まだ青い木の実や小枝、セミの抜け殻などがたくさん地面に落ちている。キラっと輝く蜘蛛の巣も発見。 丘の先にある蓮池で影さがし。この時間帯はとうに花は閉じて…

サステナブルって。

お題「わたしの仕事場」 私は今の会社には派遣で入り、その後パートになったのだが、就業にあたり、派遣会社の担当営業から教わったことがあった。それは、 「サービス残業はしないでください」 ということ。 「企業は、元を取ろうとするので、派遣さんが帰…

ドガの踊り子に寄せて

遠くに住む友人宅からの帰り道。日陰と、秋色の紫陽花を探しながらお散歩。日に日に色褪せていくカサカサした花びらが、やっぱりとても好き。 紫陽花の花言葉は「移り気」。ブライダルブーケには向いてないというけど、いつも変わらず安定した人と、ネコの目…

ブルー・ピコティ・マナスル

数日前のブログで、「今まで見た中でいちばんキレイだと思うけれど、名前がわからない」と書いた紫陽花。 Instagramでフォローしている庭園専属のフォトグラファーが、これによく似た画像を2枚あげていた。名前はブルー・ピコティ・マナスル、とある。 調べ…