きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

美術館・博物館

明け方の睡蓮、と呼ばれて

睡蓮はそんなに好きじゃないけど、クロード・モネの描く睡蓮は好きだ。 モネは晩年、自宅の庭の池に咲く睡蓮の花が水面に映る様子に魅了され、その光の移ろいを表現することに情熱を傾けた。睡蓮を題材にしたモネの作品は、200点以上にのぼるという。 昨年秋…

ドガの踊り子に寄せて

遠くに住む友人宅からの帰り道。日陰と、秋色の紫陽花を探しながらお散歩。日に日に色褪せていくカサカサした花びらが、やっぱりとても好き。 紫陽花の花言葉は「移り気」。ブライダルブーケには向いてないというけど、いつも変わらず安定した人と、ネコの目…

聴色感覚

色が響く、色が聴こえる。ごくたまにそんな体験をすることがある。 エビデンスはないので真偽のほどはわからないが、実際「大脳の中で視覚と聴覚はとなりあっているから、互いに影響しあう」らしい。まあ、音に色味を感じるからこそ「音色」なわけで、きっと…

日本画家 阿部千鶴さんの展覧会

延々と電車を乗り継いで、展覧会へ。インスタでたまたま見つけて興味をひかれた日本画の作家さん。 少女、花、タティングレース、格子窓、木馬、公園の遊具、自転車、楽器…。ひとつの絵の中に、いくつものモチーフが多重露光のように重ねて描かれている。イ…