きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

夏は台風とともにどこかへ行った

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都心の庭園から自宅へ。日差しも風も、肌触りがすっかり秋だ。一駅手前で降りて、久しぶりに川沿いを歩く。

 

川向こうの高層ビルを照らしながら、ジリジリと陽が沈む。ラテアートをくるっとひと匙かき回したような、薄い楕円に広がる雲。空のはるかに高いところを、トンビが3羽舞っている。


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ツツツーと足元を通り抜けていくのは、赤とんぼの群れ。飛んでいるのか、風に煽られてただ飛ばされているのかはわからない。

 

虫かごと網を持った親子連れとすれ違う。この低さでこの数、目をつぶって網を振り回しても、何匹か捕まえられそうだ。

 

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