きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

おしゃべりなたまごやき

ロウバイミモザ、菜の花、タンポポ

 

春先、にわかに増えるイエローのなかで、今年いちばん気になっているのは水仙。私の家の付近は、もともとひしめくように水仙河津桜が植っている。でも小さい頃は、この地味な花の何がいいんだろうと思っていた。

 

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水仙は、人間ぽい。可愛いなあと思って撮影していると、視線を感じる。こっちをきゅん、と見つめてくる感じがする。

 

すっごい可愛いなぁと思って撮影を続けていると、機嫌を良くした水仙がいっせいに喋りかけてくる感じがする。

 

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ぺちゃくちゃ ぺちゃくちゃ

学校帰りのさんざめく女の子たちみたいな水仙。どこまでも屈託がなくて、ふわっと香って、ちっとも地味じゃない。

 

「おしゃべりなたまごやき」っていう絵本があったっけ。寺村輝夫の王様シリーズ。この子たち見てると、あれ思い出すなぁ。