きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

杖にすがって立ちあがる

✳︎3月18日(異言の解き明かし) わが神、わが神。あなたはどこにおられるのですか。私はあなたを探し求めています。まるで、パニックを起こした子が親の姿を探し回るかのように、私はあなたを求めて歩き回っています。 "わが神、わが神。どうして、私をお見…

品性についての覚書(ブラザー・ヒョク3)

ブラザー・ヒョク師が、以前、短い動画のなかで下記(画像の下)のことを話していた。同様のことを、彼の師であるTBジョシュア師も語っている。2人が一緒に働いた期間はそう長くないのに、彼は師からとても大きな影響を受けたのだなと思う。 ブラザー・ヒョ…

春の影 2

お題「春の息吹きをスマホに収めました」 森の中で、淡いブルーの羽根を発見。(オナガ?) 最近、どうにも好きです、影が。暖かくなってきたから、陽射しのうらにある影まで、ついつい探してしまうのかもしれない。 長く伸びた、私の影。寒々しくて味気なか…

春の影

今週のお題「小さい春みつけた」 花束を抱えてるみたいな、春の影。はらはらと散り始めた、河津桜の木のそばで。 冬の名残、木の実の絨毯。春の訪れ、菜の花の絨毯。季節がスイッチしていく。

帰り道

大波ザッパァンの中、ずぶ濡れになりながら釣りにいそしむお兄さん。日没前。 離島に住んでいた頃、一家に一艘あったタイプの船、発見。自転車や車じゃなくて、こういうので移動していたのが懐かしい。 防波堤の上でじゃれあう兄妹。 もしかしたらプライベー…

ビーチコーミング 3

満潮を少し過ぎたころ、晴天の浜辺へ。青い。 群生していた水仙はやや色褪せて、花数はまばらに。代わりに浜大根が咲き始めていた。 風がとても強く、波が荒い。ザッパァン!という感じ。水面近くを撮りたいなと寄って行ったら、思いがけず大きい波が来て、…

大楯

娘よ。 わたしがあなたの完全な盾である。その意味は、あなたに向けて放たれた火矢や石つぶてはすべて、神であるわたしが受けるということだ。 娘よ。 逆もまたしかりであることを覚えなさい。もしあなたが誰かに石を投げ矢を放つなら、それを受けるのはわた…

雨花

友だちの誕生日だったので、お菓子を買いに都心のデパ地下へ。せっかくなので、その後、屋上のガーデンにも立ち寄ってきた。 あまり期待していなかったけれど、雫をまとった草花は色濃く生き生きとしていて、なかなか良い。おひさまの下にいるときとは、また…

ラピュタ感2

キリストの心

愛する天のお父さん! たとえ、私の歩みが人から嫌われるものであったとしても、私がとりなし祈るその人たちを、あなたが御国に入れてくださるなら、それで満足です。 それ以上の報いがあるでしょうか。 私たちは天で、互いにそのとりなしの祈りのリストを見…

春のにおい

春休みで東京から帰省している娘が、カーテンをシャッ!と開けるなり、「春のにおいがする」と言った。一瞬風が吹いて、梅の花びらが部屋に舞い込んできた。 窓から見える松林の下草はまだ枯葉色で、等間隔に黒い松ぼっくりが落ちているだけだけれど、薄い雲…

あの方のフレグランス

天の父の膝に座るとき、御子の腕の下に身を寄せるとき、私の体と衣には神の香りがたきしめられていく。神のそば近くで過ごすとき、私にも自然と神の香りがうつっていく。 それは、死と葬りと復活の香り。立ち昇る煙のような、粉々になるまで砕き尽くされた、…

ラピュタ感

ビーチコーミング 2

流行りの無人島へフェリーで出かけたものの、パリピでごった返していてクタクタに。いくらなんでも流行りすぎている。無人島のアイデンティティが問われる。 「冬なのに、みなさん何しに来るんですか。ここまで並ぶとは思ってなかった」「いやぁ、島に来たこ…

芽吹くアーモンドの枝で

真実なわたしの娘よ。わたしはあなたの声を聞くのが好きだ。 わたしがアーモンドの花冠を授けた、愛らしい娘よ。その枝は編まれてなお生きて枯れず、花々はあなたの額の上で星のようにまたたく。 朝明けの見張りに立つ花嫁よ。わたしはあなたを父の教えで美…

おしゃべりなたまごやき

ロウバイ、ミモザ、菜の花、タンポポ… 春先、にわかに増えるイエローのなかで、今年いちばん気になっているのは水仙。私の家の付近は、もともとひしめくように水仙と河津桜が植っている。でも小さい頃は、この地味な花の何がいいんだろうと思っていた。 水仙…

よく見ると怖いやつ

海岸で気になって撮っておいた、一枚の写真。パッと見、なんでもないでしょ。でも、手前の岩をよぉく見ると気味悪いんだわ。 一日一回は拡大して確認してしまう、ヒマな私。なんで穴があいてるの? なんで中に住んでるの? あああ怖い。

丘の上から

マットな質感の空。ほんのり夕焼け。太陽のまわりに、指でつまんでシュッと割いたような綿雲がかかっている。 芸術系のワークショップなどでよくある質問に、「その作品を通してあなたが伝えたいことは何ですか?」というのがある。 とくにない。 私がしたい…

内側をきよめる

その人の人格が、ゴールを決める。その人の人格が、その人の限界となる。 娘よ、あなたの器を広げなさい。器の内側をきよめなさい。怒り、憎しみ、憤り、ねたみ、悪意やののしりなど、ひとつひとつの石を投げ捨てなさい。それらを決してあなたの器の中に入れ…

いちめんのなのはな

菜の花の背景は青空がいいと思っていたけど、こうしてみると曇り空も悪くない。なんだか詩集の挿絵みたいでしょう? 待ち遠しいのは、いちめんのなのはな。

BRUTUS 「珍奇鉱物」

歳を重ねても心の中は乙女なので、キラキラしたモノにはときめいてしまう。天然石とか鉱物とか、大好き。いつか掘ってみたい。 店頭でこんな雑学王的ムック本を見つけて、パラパラとチラ見。冗談みたいにカラフルで面白い。 BRUTUSのコンセプトや読者層はよ…

ビーチコーミング

お天気が最高なので、浜辺へ。潮が引き始めているところ。 水の中でもう少し修行してほしい感じのフォルムだけど、きれいなグリーンのシーグラス発覚。 思っていたより、いろいろな種類の石が拾えた。乾いてしまうと、波打ち際に落ちていたときほどのジュエ…

さんぽみち

「だいぶ日が長くなってきたんじゃない」と話しながら帰り支度している、マウンテンバイクのお父さんと男の子。段差での練習を終えて、ひんやりが増してきた空気の中を、北へ走っていく。 ピシーッ、ピシーッっと、コンピュータ音みたいな声で素早くさえずる…

明け方の睡蓮、と呼ばれて

睡蓮はそんなに好きじゃないけど、クロード・モネの描く睡蓮は好きだ。 モネは晩年、自宅の庭の池に咲く睡蓮の花が水面に映る様子に魅了され、その光の移ろいを表現することに情熱を傾けた。睡蓮を題材にしたモネの作品は、200点以上にのぼるという。 昨年秋…

報復

明け方の睡蓮のような、わたしの娘よ。あなたの祈りを聞いて、受け取ったよ。わたしはたしかに復讐しよう。あなたを傷つける者は、わたしの瞳を冒す者だ。 ゆえもなく人を踏みにじって、仲間はずれにし、あざけることを喜びとした者たちに、わたしは必ず報復…

春を探しに 2

祈りが「満ちる」という状態がある。 時間をかけて一滴ずつ溜めていくような祈りもあれば、バケツで一気に注ぎ出すような祈りもある。 いずれにしても、祈りは溢れるまで満たすことが大切だ。 同じように、悔い改めにも「満ちる」という状態があるように思う…

空港のお風呂

飛行場を利用するついでに、温泉に入ってきた。 温泉施設はホテルの最上階にあり滑走路に面しているので、ロビーから航空機の離発着の様子を一望できる。入浴の合間のちょっとした休憩時間も楽しい。 ロケーションのためか外国人客の割合がとても高かった。…

黄昏時

山の向こうに夕陽が沈むのを眺めながら歩く。刻々と変わっていく、空と雲の色がきれい。朝も昼も夜も同じところに立って、橋や積みわらの連作をたくさん遺したモネの気持ちが、私にもちょっとだけわかるような気がする。 見とれてしまう。 何気なく反対側の…

クローン・ランチ

うちのお弁当は、家族から「クローン・ランチ」と呼ばれている。炊き込みご飯のおにぎりを冷凍したもので、朝、各自がそれを3個ずつ袋に入れて学校や職場に持っていく。 お弁当といっても、ただそれだけ。毎日毎日同じものを食べているので、私は会社の同僚…

春を探しに