きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

サステナブルって。

お題「わたしの仕事場」

私は今の会社には派遣で入り、その後パートになったのだが、就業にあたり、派遣会社の担当営業から教わったことがあった。それは、

 

サービス残業はしないでください」

 

ということ。

 

 

「企業は、元を取ろうとするので、派遣さんが帰る直前になって、小さな仕事を振ってきたりします。そのとき、サービス残業をしないでください。一度引き受けると断れなくなって、5分とか10分とかのタダ働きをさせられ続けます。終業5分前になったら、帰る支度をしてください。残業するなら1分でもつけてください」

 

これはすごく賢いアドバイスだったと思う。

 

 

私の会社は、社員の定着率がとても悪い。一方、パートの定着率はとてもよい。私自身も10年くらいになる。

 

社員が定着しない理由のひとつに、「会社の都合でサービス残業させられるバカバカしさ」というのがあると思う。いわば定額働かせホーダイ。

 

パートは時給制でしかもきっちり管理されているので、なにか、時間外にパートさん働かせるなら払わないとダメでしょ?という空気がある。なので、パートに消化させられなかった部分は、社員がタダで仕上げることになるわけである。

 

サービス残業ほどストレス感じるものはないけどね。払うつもりないんだろうか、会社は。きちんとお金で評価していれば、人がこんなに辞めるはずないと思う。目先の利益にとらわれて、本質的なところで大損していると思うんだけど。

 

 

ちなみに、私が近頃自社サイトで書いている記事は、「サステナブルな商品作り」について。ちっとも人が定着しないのに、したり顔でサステナブル(持続可能性)を訴求するのはなんだかなぁ。ひとり苦笑いなのである。