きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

芽吹くアーモンドの枝で

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真実なわたしの娘よ。わたしはあなたの声を聞くのが好きだ。


わたしがアーモンドの花冠を授けた、愛らしい娘よ。その枝は編まれてなお生きて枯れず、花々はあなたの額の上で星のようにまたたく。

 

朝明けの見張りに立つ花嫁よ。わたしはあなたを父の教えで美しく飾ろう。きよい衣をまとってついておいで、愛しい人よ。わたしはあなたの祈りを受け取り、その香りをかいだよ。

 

(12月17日早朝)