きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

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(異言の解き明かし)

主よ、私に鍵をください。固く閉ざされた重い扉をこじ開けたいのです。主よ、どうか私に鍵を与えてください。目を覚まして、身を起こして、私のために立ち上がってください。


ー娘よ、顔をあげなさい。あなたに冠を授けるときがきている。


主よ、私は、牢獄の扉を開いて囚人を解き放つための鍵がほしいのです。与えてください。

 

(私は、差し出した自分の両手のひらに、金色の鍵がひとつ載せられる情景をイメージしていた)


ー娘よ、あなたの口に、異言の祈りを鍵として備えてあげよう。囚われ人の解放のための、油注がれた異言、それこそ鍵である。しかし、それは煌びやかな金ではない。真鍮でできた、実になんでもない、ごくごく普通の鍵なのだ。

 

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(写真は、ちょうど今日友だちが撮って送ってくれたもの。どこかの教会に飾ってあったらしい)