天の父の膝に座るとき、御子の腕の下に身を寄せるとき、私の体と衣には神の香りがたきしめられていく。神のそば近くで過ごすとき、私にも自然と神の香りがうつっていく。
それは、死と葬りと復活の香り。立ち昇る煙のような、粉々になるまで砕き尽くされた、たぐいまれな香料のような、荒野の香り。
主よ。ただあなたが慕わしいです。目も眩むような、あなたの香りをまといたいです。
"私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。
滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りであり、救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りです。このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか。"
コリント人への手紙 第二 2章15~16節
"煙の柱のように荒野から上って来るのは何だろう。没薬や乳香、隊商のあらゆる香料の粉末をくゆらせて来るのは。"
雅歌 3章6節