きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

芽吹くアーモンドの枝で

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真実なわたしの娘よ。わたしはあなたの声を聞くのが好きだ。


わたしがアーモンドの花冠を授けた、愛らしい娘よ。その枝は編まれてなお生きて枯れず、花々はあなたの額の上で星のようにまたたく。

 

朝明けの見張りに立つ花嫁よ。わたしはあなたを父の教えで美しく飾ろう。きよい衣をまとってついておいで、愛しい人よ。わたしはあなたの祈りを受け取り、その香りをかいだよ。

 

(12月17日早朝)

おしゃべりなたまごやき

ロウバイミモザ、菜の花、タンポポ

 

春先、にわかに増えるイエローのなかで、今年いちばん気になっているのは水仙。私の家の付近は、もともとひしめくように水仙河津桜が植っている。でも小さい頃は、この地味な花の何がいいんだろうと思っていた。

 

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水仙は、人間ぽい。可愛いなあと思って撮影していると、視線を感じる。こっちをきゅん、と見つめてくる感じがする。

 

すっごい可愛いなぁと思って撮影を続けていると、機嫌を良くした水仙がいっせいに喋りかけてくる感じがする。

 

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ぺちゃくちゃ ぺちゃくちゃ

学校帰りのさんざめく女の子たちみたいな水仙。どこまでも屈託がなくて、ふわっと香って、ちっとも地味じゃない。

 

「おしゃべりなたまごやき」っていう絵本があったっけ。寺村輝夫の王様シリーズ。この子たち見てると、あれ思い出すなぁ。

よく見ると怖いやつ

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海岸で気になって撮っておいた、一枚の写真。パッと見、なんでもないでしょ。でも、手前の岩をよぉく見ると気味悪いんだわ。

 

一日一回は拡大して確認してしまう、ヒマな私。なんで穴があいてるの? なんで中に住んでるの? あああ怖い。

丘の上から

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マットな質感の空。ほんのり夕焼け。太陽のまわりに、指でつまんでシュッと割いたような綿雲がかかっている。

 

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芸術系のワークショップなどでよくある質問に、「その作品を通してあなたが伝えたいことは何ですか?」というのがある。

 

とくにない。

 

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私がしたいのは、たわいもない雑談。商業的な発信なら別だけど、絶えずゴリゴリ自分のメッセージを発信しようとすると、自分も相手も疲れてしまう。


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でもあえて言えば、音でも文でも写真でも、光と空気と色の印象を表現したい。それが受け手になんとなく伝わるなら、それだけで満足。

 

内側をきよめる

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その人の人格が、ゴールを決める。その人の人格が、その人の限界となる。

 

娘よ、あなたの器を広げなさい。器の内側をきよめなさい。怒り、憎しみ、憤り、ねたみ、悪意やののしりなど、ひとつひとつの石を投げ捨てなさい。それらを決してあなたの器の中に入れたままにしておかないと決めることだ。ただそれだけだ。

 

そのような人と主はともにおられ、そのような人だけが勝利していく。


人には誇れるものは何もない。私がこれをしたと自負できるものはない。主が能力さえも与えるからだ。

 

"ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。"
ヤコブの手紙 1章21節

BRUTUS 「珍奇鉱物」

歳を重ねても心の中は乙女なので、キラキラしたモノにはときめいてしまう。天然石とか鉱物とか、大好き。いつか掘ってみたい。

 

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店頭でこんな雑学王的ムック本を見つけて、パラパラとチラ見。冗談みたいにカラフルで面白い。

 

BRUTUSのコンセプトや読者層はよく知らないけど、私が学生だったころからちっともブレてないような。なんだかこう、時空を超えたバブリー感がある。どんな人が購入していくんだろう。

 

ところで、この雑誌を夫にも勧めると、やはりパラパラとチラ見。そして、採掘した欧米人らしき人物が載っているページを指差して、思いもよらない感想を言った。

 

「ああ、やっぱり外国人か」「これはね、外国人の色彩感覚だよ。こういうのを見て、ウルトラマンの怪獣とか思いつくんだろう

 

そして私にはドラえもんのムック本をグイグイお勧めしてきた。

 

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ウルトラマンの怪獣…

 

あれから5時間が過ぎて、私は今お布団の中でこれを書いているのだが、夫のコメントが頭の中で静かにこだましている。ウルトラマンの怪獣。ウルトラマンの怪獣。未だ意味不明で、腹落ちしないので、しばらくは寝付けそうにない。