きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

扉の中へ招かれて

今週のお題「かける」

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昨日の夕方、ついに新しい扉がひとつ開いて、息子1は思いがけない方向へと進むことになった。

 

私たちは、自分の感覚・自分の直感のようなものは、あまり信用しない。それにもかかわらず、眉唾でいようとする心の中に、なんとも言えない平安と感謝とが広がっていく。

 

長い2週間だった。

 

私たち家族の3年間の取り組みは、ただの惨めな失敗には終わらなかった。その価値を分かる理解者が3人も現れ、名指しで私たちを選び、歓迎してくれた。

 

提示されたのは、想像以上にインフラの整った道。はじめから望んでいたコースではなかったから、「え、こんなところに近道が?」と家族はみな戸惑い、驚いた。

 

新しい扉は、教会からわずか100歩の距離にあった。あたかも最初からそこに用意されていたかのように。すべてを懸けて、これでもうすべてを失ったと思ったのに、別の希望と別の力が両手のひらに何倍にもなって押し戻された感じ。

 

来週月曜日から、息子1はその扉の中へと進んで行く。皆でひざまずいて祈る、小さな日々が始まる。神様は本当にあわれみ深い方だ。