きまたまジャーナル

オーロラの海に浮かぶ氷山と、アーモンドの花冠

追体験

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次々と、扉が閉じられていく。心は深く悶えて恐れ、目を閉じることのできない夜がある。かきまわされた感情や思いの上澄み液は、ときに涙となってこぼれ落ちる。


それなのに、ただ教会堂でひざまずくとき、私の心はいつのまにか整えられていく。何も解決していないのに、苦しみは霞のように消え去って、雲ひとつない、穏やかな冬の青空が胸に広がる。


こんなにみんながお祈りしているのに、あなたをめぐる状況は刻一刻と悪くなっていく。どうしてなの? と友が涙ぐむ。でも、あなた自身はますますどっしりしていく。それが不思議でならないの、とも。

 

理由は私にもわからない。

 

悔い改めるべき事柄は悔い改めつくしたつもり。でも、まだ私が何か罪を隠し持っているから、こんなことが続けざまに起きるのだろうか? 神様、どうか教えてください。

 

夜、神様に尋ねると、朝、一言「ホセア」とだけ答えがあった。じわじわと腑に落ちる。なるほど、ホセアか。神様の痛みを分け与えられた預言者、ホセアの追体験だ。